撮影地メモ:保津峡~馬堀(その1・林道松尾谷線)

保津峡に一番近い場所を通る林道から


保津峡駅

■ その1・林道松尾谷線

 ・ その2・からと越え

 ・ その3・鵜ノ川堤防

馬堀駅


嵯峨野線の撮影地一覧


■嵯峨野線列車

■嵯峨野観光鉄道列車

保津峡を跨いで山肌を貫く嵯峨野線と、保津峡に沿って山肌を縫う嵯峨野観光鉄道が撮影可能な場所。

亀岡駅付近から桂川北岸を府道401号線という道が通っているが、この道を道なりに進むと途中から「林道 松尾谷線」という道になる。川を挟んだ南側には嵯峨野観光鉄道が走っており、数カ所で列車を望むことが可能。さらに嵯峨野線が亀岡側から最初に桂川を渡る橋の付近では橋のすぐ上を通るため、この場所(仮称:A地点)からはトンネルを出入りする嵯峨野線列車の撮影が可能となっている。

馬堀駅から直線距離では2km程度なのだが、桂川を渡る道が少ないため、道なりでは大回りをして5-6km程度になる。むしろ馬堀よりも快速も停車する亀岡駅からの方がわずかに近いらしい(代わりに馬堀駅からだと関西では珍しい沈下橋である「馬堀小橋」を渡れるが)。

ところでこの道、グーグルマップ・Yahoo地図では亀岡盆地から途中まで(上記A地点から少し南に行った桂川が蛇行する付近)で道が途切れているが、実際にはそのまま尾根を越えて約2.5kmで府道50号線に達し、府道との合流点からさらに1.5kmくらいで保津峡駅に至る。一方で、通行できないようなルートが描かれており、注意。国土地理院の地図にはちゃんと載っている。
保津峡駅からA地点までは亀岡側からよりは距離が短いが、亀岡側からが概ね平坦なのに対して3km弱の登り坂で標高を一気に100m程度上げて峠を越え、その後は細かいアップダウンを繰り返す道のりになる。しかも川の音はすれど木々に遮られ列車が見える場所は途中にない。また途中に「保津峡ハイキングコース」という看板があり、その地図どおりに行ければ大きくショートカットできそうなのだが、2013年の台風(嵐山や福知山も浸水した時のものか)で崩落箇所があるらしく通行止め。

林道は私有林を通過するため一般車通行禁止(地図に載っていないのもそのためか)。請田神社鳥居前が少し広くなっており、数台なら止められそう。そこからは停める場所は基本的になく、A地点まで徒歩で1.5km程度。ただ嵐山と亀岡を迂回せずに結ぶ唯一の車道(かつ混雑する国道9号線を回避できる道)のためか、通行禁止表示にもかかわらず実際には10分に一度程度、商用車や軽自動車が通過していた。あと林道ライダーっぽいバイクも。歩行者は皆無。

なお厳密には林道と府道401号線は直接繋がっておらず、府道は請田神社鳥居前付近が終点、林道は桂川が保津峡に入って最初に南へ90度カーブするあたりが終点であり、その間の数百mはハイキングコースという扱いらしい。確かに林道区間も府道区間も舗装されているが、ハイキングコースに該当する区間は道幅こそ同じものの未舗装でかなりデコボコしている。

うっかり途中で日が暮れてしまっても、それほど危険性のある道ではないが、あまりの人気の無さにかなり心細くなる。



嵯峨野線の撮影地一覧

京都 -(駅間)- 丹波口 – 二条円町 – 花園 -(駅間)- 太秦 -(駅間)- 嵯峨嵐山 -(駅間)- 保津峡 -(駅間① 駅間② 駅間③)- 馬堀 -(駅間)- 亀岡 – 並河 – 千代川 – 八木 – 吉富 – 園部


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