180809 大阪環状線・鶴橋駅にある謎の階段(その1)

鶴橋駅の遺構的な物件といえば、近鉄の旧ホームが有名ですが、環状線ホームには謎の階段があるのをご存知でしょうか。

さっそくですが、こちらがその階段です。

この階段がある場所は内回りホームの最後部。セブンイレブンの後ろに隠れるようにあります。

階段は端から中央へ降りていくので、なお目立ちにくいです。

セブンイレブンの向こうはこのホームでもっとも人通りが多い近鉄乗換改札。

特に何かという表示はありません。ただ、小さく非常口の看板があるので、駅の外に繋がっているのは間違いないようです。内回りホームから降りる階段はひとつしかないので、別ルートという意味で避難誘導的には重要かもしれません。

非常口ということもあるのか隠す気はないようで、視線をふさぐものはないので、行けばすぐにわかります。


手を伸ばして下を撮影。電気は点いており、使用されているようです。また「森ノ宮・京橋・大阪」と表示されたJR化以降の看板もおいてあります。場所柄放置されていたらゴミが大量に投擲されていそうですが、きれいなので定期的に清掃もされているようです。

階段は踊り場1段で右折し、環状線の線路下へ潜っている様子。壁の向こうは近鉄の線路でしょうか。奥の床面高さは近鉄の線路より2-3m上ですね。

幅は普通の旅客用階段として十分な広さ。このホームの出口階段と同じくらいで、外回りホームの2つある階段よりもだいぶ広い!

壁面のタイル材は旅客用階段と同等のようで、整備時期は同時期と思われます。昭和50年代に現在の形になる大改築工事がなされるまで、乗換改札のJRカウンターのあたりが環状線ホームの南端でこのあたりは空中だったらしいので、その頃に誕生したのではないでしょうか。

階段脇には椅子だのなんだのいろいろ置いてあります。

階段脇の囲い。「排水」って何ですかね…

さて、乗り越えるのはあまりに容易な高さですが、行く手を探るべく、西改札口から出て近鉄の南側に向かいます。

その2につづきます


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