ファーストキャビンが全店閉店と勘違いしたら、本当に破綻していた件

2020年4月24日、カプセルホテル業態の「ファーストキャビン」の破綻が報じられました。先週「解散・全店閉店」と聞いて、JRとの合弁だけがそうなったものを、直径もそうなのだと勘違いしていましたが、結局そのとおりになったようで…」


先週、ニュースを見ていて「「ファーストキャビン」が解散・全店閉店」というような記事を見て、「えっ」と思ったんですよね。

ところがこれは勘違いで、JR西日本との合弁でフランチャイズ展開する店舗の閉店と会社の解散、がその内容でした。

ただ、合弁開始からわずか3年での完全な見切り。よほど見込みがなかったんでしょうね。
さらに本体も2019年が思わしくなさげ。
これは本体もヤバいんじゃ…
と昨日書こうとして、寝て起きたら、もう破綻してた、という。

阪神出入橋駅跡にある「ファーストキャビン阪神西梅田」

ファーストキャビンは通常1フロアに上下2段のカプセルがズラっと並ぶカプセルホテルの高級版でした。シャワー等が共用になるのはカプセルホテル同様ですが、寝所がカプセルではなく、1フロア1段でシングルベッド幅の「ビジネスキャビン」とシングルベットと+αの幅がある「ファーストキャビン」の2ランクでした。

一度泊まったことがありますが、人に紹介したい程度には興味深いクオリティでしたね。
ただ、ホテル需要が逼迫しアパホテルすら当たり前に1万を超える京都市内で、会社補助込みで安く泊まれるからこそ「物は試し」に泊まった記憶もあります。

あれから数年でホテルがたくさん増たので、ビジネスホテルの価格も少し下がり、カプセルホテルの2or4倍のスペースを食うファーストキャビンは中途半端な感もありました。山手線沿いのファーストキャビンと、亀戸のちょっと古いマンスリーマンションをリノベーションしたビジネスホテルが同じ値段なら、競争力が弱いわな…

最終的な破綻の要因はコロナに違いはないですが、ビジネスモデルとして尖っていないというか、ニッチをついて話題にはなったけども変化に弱い部分があったのかもしれませんね…

このコロナ禍の荒波で自分の会社もどう乗り切れるのかと複雑な心境になるニュースでした。

ご覧いただきありがとうございました。


↑ページトップに戻る



%d人のブロガーが「いいね」をつけました。