撮影地メモ:保津峡~馬堀(その2・からと越え)

保津峡のはるか上、古代からの尾根道より


保津峡駅

 ・ その1・林道松尾谷線

■ その2・からと越え

 ・ その3・鵜ノ川堤防

馬堀駅


嵯峨野線の撮影地一覧




登山道上

■嵯峨野線列車

【メ モ】

亀岡から京都盆地への山越えルートは何ルートかあるらしいが、ここは保津峡南側の尾根上を進む「からと越え」にある撮影場所。嵯峨野線で馬堀からひとつめの橋を渡る際に、右側はるか上方に木がない場所が見えるが、まさにその上辺付近。有名であるが、かなり行くのは手間。

標高430m程度の場所から、標高100m程度の場所で保津峡を渡る嵯峨野線を俯瞰して撮影する。かなり遠いが、200mmレンズでじゅうぶん足りる。
ただトンネル橋トンネルという立地なので、3両くらいしか入らない。編成よりも風景と絡める場所。

馬堀駅を出て約1km、山の斜面にある寺の脇から登山道に入る。そこから約1kmで300m程度標高をあげるため、斜度は急め。ゆるめの階段でハルカスを登りきるイメージ。またハイキングコースとしても有名のようで、途中から道の洗削(人が歩きすぎで表土が剥がれ、窪んだところに雨水が流れて谷状に削れる状態)が進んで歩きにくい場所もある。
序盤のつづら折り→中盤の谷の遡行と上りきるまでは基本的に一本道で、各所に道しるべもあるので迷うことはない。ただ谷を登り切って空が近くなってきたころに、分かれ道がある。ここにはなぜか道しるべがないが、正面の下りぎみの道ではなく右の上る道が正解(ビニールテープが目印)。空が見えてくると尾根にたどりつき、少し進むと高圧線鉄塔の真下とその横にある山頂に至る。
そこからも保津峡は見えるが、そこより下側は林業地のようで川側にネットがあり、視界もいまいちで撮影はできない。

さらに進むとゆるく下り坂となり、関電の鉄塔への巡視員用道しるべをすぎたところでネットが低くなっている場所がある。ここは道より下の樹木が刈られており(車内から見える木のない部分)、保津峡への斜面が急なこともあって見通しが非常によく、そこから撮影が可能。
ここからは馬堀からひとつめの鉄橋が俯瞰可能。二つ目の鉄橋も見えるが、あいだに二本目の高圧線がありそれと重なってしまう。また嵯峨野観光鉄道は木に隠れ見ることができない。ここから見える保津川は瀬となっており、河原や緑とのコントラストも良い。

実はここで引き返したのだが、この場所から少し進んだところで未舗装林道と合流し(先の撮影場所でも林道は斜面すぐ下に見えている)、その場所は2本目の高圧線を過ぎているので2つめの鉄橋が良く見えるらしい。しまった。ただ川の流れとしては、2つめの方は流れが緩やかなため、瀬となっているひとつめの方が良い気がする(強がり)。ちなみに登山道は途中で別れ(林道は老の坂峠付近へ降りる模様)、上桂駅付近まで続くらしいが、3-4時間の道程の模様。

元の場所に戻る場合、下りは約30分で下っていけるが、斜度が急なので上り以上に足(膝や足首)にダメージがくる。「Dreams」の序盤で主人公がやってたやつだこれ。

なお林業地の急斜面だけに、いつどうなるかはわからない。



↓登山道入り口まで

↓鵜ノ川堤防に案内標識あり

↓「宝泉寺」と「如意寺」の間に登山道入り口。
この時点ですでに結構な坂。

↓動物避けの扉を通ったらいよいよ本格的な山道になる

↓洗削によって生じたガレ場。下りはちょっと怖い
気温の高い日は風が通らないので暑くなる

↓ガレた谷を登りきると、分岐がある。登るほうが正解。

↓坂がゆるやかになったら、あと数分で山頂

↓鉄塔が見えたら山頂。そこから2-3分で目的地

↓山頂の様子と眺め


ちなみに↓は保津峡の北側尾根を抜ける「明智越」。ほぼ同じ高さまで標高を上げるが、視界に優れた場所はなかった。


嵯峨野線の撮影地一覧


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